のびのび幸福になる労働相談室室長のnobisukeです。
賃金を払ってくれない!
有給休暇をとらせてくれない!
パワハラがひどい!
突然明日から来なくていいと言われた!
などなど、運悪くブラック企業に捕まってしまったかたは、早急に逃げ出す準備をしてください。
離職後はハローワークで失業給付受給や求職の手続きをすることになります。

しかし、離職前にも次の転職先を探すことはできますし、情報収集はできるだけ早いうちにしておいた方が有利です。
幸いにも現在は有効求人倍率は改善し、完全な売り手市場で転職には有利な時期です。
だからこそ、他のライバルより、より条件のいい転職先を先におさえることが重要です。
転職は情報収集が何より大事ですが、その具体的な方法についてまとめてみたいと思います。
目次
民間転職サービスについて
現在、民間の転職サービスは大きく分けて「転職サイト」と「転職エージェントサービス」の2種類です。
転職サイトの最大手は「リクナビNEXT」、「
doda」といったところでしょうか。
転職エージェントサービスでは「リクルートエージェント」がありますし、転職サイトの「
doda」は転職サイトの申し込みと同時に転職エージェントサービスに申し込むことができます。
変わったところでは自分の市場価値を判定し、想定年収を示してくれて、企業からのオファーを待つスタイルの「MIIDAS(ミイダス)」などもあります。
利用料金は全て「無料」です。
では、利益はどうしているのかというと求人募集をする企業が利用料金を転職サービス事業者に支払っています。
転職サイトでは求人情報を掲載する時点で利用料金を支払っていますし、転職エージェントサービスでは、実際にマッチングが成功して雇用関係が成立した時点で利用料金を支払っています。
一方、ハローワークでは求人したい企業も求職希望の労働者も双方無料(本当は税金ですが)です。
求人したい企業も無料というところがポイントで、どうしても一定質の低い企業が集まってしまう傾向は否めません。
転職サイト
こちらは古くからあるオーソドックスな民間転職サービスですね。
自分で転職サイトにアクセスし、無料の会員登録を行い、サイトに登録された求人情報検索をおこなって、自分の希望する企業に自分で申し込みをするものです。
サイト上にはご自身のキャリア判定ができる機能や、職務経歴書の書き方など、転職にお役だちのコンテンツが満載です。
転職をお考えのかたであれば、転職サイトへの登録は必須であるともいえます。
転職サイトのメリット
希望の職種、希望の勤務地などで検索できますので求人情報の絞り込みに便利です。
また、転職サイト大手の「リクナビNEXT」や「
doda」、自分の現在の市場価値を教えてくれる「MIIDAS(ミイダス)
」などは、今までのキャリア、資格、経験、スキル等のレポートを登録しておくだけで企業からスカウトのメールがくる、スカウト機能を利用することができます。
メールですので興味がなければスルーでいいですし、気楽に利用することができます。
転職サイトのいいところは「気楽」というところでしょうか。
ですので、転職するかしないかわからないうちから在職中から無料登録だけしてしまって、とりあえず情報収集目的で利用してもいいんです。
他の企業を見ていたら、実は今の会社がいいところだと気づいた(笑)なんてこともあるかもしれません。
そうなったら転職をやめればいいんです。
転職サイトのデメリット
全て自力
これは「気楽」であるがためといってもいいのですが、「全部自分でやらなければいけない」というところです。
求人検索から始まり、希望の企業の選定、申し込みの連絡、エントリーシートや履歴書等の経歴書の作成、面接等の調整、対策、内定後の企業とのやり取り、賃金等労働条件の交渉などなど。
転職を考えてから実際に新しい会社で働き始めるまでにやらなければならないことというのは結構たくさんあるものです。
公開されている求人情報しか得られない
転職サイトは求人情報を公開し、求職者を募集しているわけですが、実は公開されていない求人情報というのも相当数あります。
条件がよすぎて応募者が殺到してほしくない、少人数の厳選した人材を雇用したい、というような企業側の希望により非公開求人というものが存在します。
当然、検索をかけただけではヒットしませんので自力では応募できないことになります。
ただし、転職サイトによっては、キャリアや希望などの経歴書を登録することによって、企業側からオファーが来る「スカウトサービス」を利用できるサイトもあります。
非公開求人を出している企業があなたに興味を持ってくれた場合、オファーのメールが来ることもありますので、ぜひ利用すべきです。
転職エージェントサービス
転職エージェントサービスと、転職サイトの大きな違いといえば、転職先を紹介してくれるエージェントがあなたと企業との仲介者となってくれるというところです。
エージェントサービスに申し込むとまず、エージェントと面談を行い、あなたのキャリアや希望などをヒアリングして、あなたの希望と企業の希望をマッチングし、適した転職先を紹介してくれます。
転職エージェントのメリット
手厚いサポート
転職エージェントサービスの大きなメリットのひとつは、企業へ応募する際の履歴書や職務経歴書の作成補助をしてくれるということです。
また、企業との面接の対策も行ってくれますし、様々なスケジュール調整や雇用条件の交渉もしてくれるので、忙しいあなたのサポートをしてくれます。
企業の欲しがっている人材を把握してあなたに紹介していますから、様々な書類や面接の対策をしてくれるのは大変有利ですよね。
非公開求人
先ほど記載しましたが、転職サイトには公開されていない非公開の求人というものが相当数あります。
そして、その非公開求人は条件がいいことなどから申し込みが殺到することを避けたり、そもそも採用予定数が若干名のため公開されていないので、非常に条件がいいものが多いです。
エージェントから紹介されたものの中からしか選ぶことはできませんが、あなたの希望と企業の希望をマッチングしてくれていますので、無駄な申し込み、そして不採用という流れを排除してくれるという側面もあります。
転職エージェントのデメリット
手軽じゃない
あなたに対し、仲介をしてくれるエージェントがつくということ、まずは面談により希望を確認する必要もありますし、転職サイトほど手軽というわけにはいきません。
しかし、申し込んだあとでも転職をやめることもできますし、あまり気にしなくてもいいかもしれません。
エージェント担当者に左右される
あなたのサポートをしてくれるエージェントですが、エージェントも人間ですので、担当者ごとに対応が異なったり、あなたに合わないということもあるかもしれません。
万が一そんなときには、担当者を変えてもらうこともできますし、平行して申し込んだ他の会社のエージェントサービスにお願いすることもできます。
転職サイトとエージェントサービスの使い分け
基本的には転職することが決まっているかどうかで使い分けてはいかがでしょうか?
在職中であり、まだ転職するかどうか決めてはいないけれども、情報収集をしたい、という場合は転職サイトを利用するべきです。
いい企業が見つかればもう転職する!と決まっている場合は、転職サイトと転職エージェントサービス両方に申し込むべきです。
転職サイト最大手の「doda」では転職サイトに登録したあとにそのままエージェントサービスに申し込むことができます。
もう一方の大手である、「リクナビNEXT」簡単に無料で転職サイトに登録できますし、エージェントサービスを利用したければ「
リクルートエージェント」にも合わせて登録することで平行してサービスを受けることができます。
もうひとつ面白いサービスを提供しているのが「MIIDAS(ミイダス)」です。
登録してあなたの情報を入力するだけであなたの市場価値を判定し、想定年収を計算してくれます。
しかも、あとは企業からのオファーを待つだけという手軽さです。
いずれのサービスも無料ですので、ぜひとも複数登録していただいて、一刻も早く安心してのびのびお仕事ができる環境をゲットしてくださいね。