のびのび幸福になる労働相談室室長のnobisukeです。
今回はなんとかなんとかがんばって就職活動を行ってやっと採用内定をもらった後のお話です。
と、思った時に突然の採用内定取り消し!
考えたくもありませんよね。
考えたくもないのですが、残念ながら世の中にはこちらには何も落ち度がないのにそういうことをする会社があるんです。
万が一そんなことになった場合どうしたいいんでしょうか。
採用の内定を取り消すということ
会社に勤めるというのは労働契約を締結すること、
労働の提供にたいして、賃金を受けとることを約束したものです。
採用内定は、求職者の求職申し込みに対して会社が採用を承諾したものです。
履歴書や職務経歴書に重大な偽り、虚偽の内容があるなど、求職者側に落ち度がある場合はしょうがありません。
しかし、求職者に何も落ち度がなく、正当な理由も無く、一方的な採用内定取消しをすることは債務の不履行と言わざるを得ません。
就職できなくなったことや、他社への就職への機会を失ったこと、精神的な苦痛に対しての慰謝料などについて損害賠償の請求をすることができます。
ただ、労働基準法違反等の法律違反ではなく、民事的な紛争となってしまいますので、前回紹介した民事的な紛争解決方法により解決するしかありません。

しかも、一般的な求職者は専門的な法律の知識もありませんので、どのくらいの損害賠償を請求したらよいか、会社の担当者とどのように交渉したらよいかわかりませんよね。
そんなときには、簡単、無料、親切、丁寧な労働基準監督署にある総合労働相談コーナーがオススメです。

こちらの「助言・指導・あっせん」により、内定取り消しが取り消されたり、内定取り消しに対しての和解を早期に行い、無駄な時間と費用をかけることなく紛争を解決することができるかもしれません。
しかし、法的な拘束力がないため、話し合いがまとまらない場合も考えられます。
まとめ
今回は夢が膨らむ採用内定があったあとの突然の内定取り消しについて記事にしました。
こんなことは実際に起こってほしくはありませんし、生活もたち行かなくなってしまうので考えたくもありません。
しかし、こんなひどい仕打ちをするような会社はきっと労働者を大事にしないブラック企業に間違いありません。
捕まってしまって心身を壊される前に気づくことができたことは、むしろ幸運なことなのではないでしょうか?
そんなどうしようもない会社のことはさっさと忘れて、あなたの能力、才能を最大限発揮できる新しい舞台を一刻も早く探しましょう!
きっと明るい未来が待っていると思いますよ。